Question and Answer







「おれのこと好きか、相棒」
「え? もうなにいってるんだよ〜」
「いいから答えてくれ」
「・・・・・・? もうひとりのボク・・・?」
「なあ相棒」
「・・・好きだよ? 決まってるじゃないか!」
「ほんとうに?」
「うん。ほんとに」
「―――でも、1番じゃないんだろ?」
「・・・え?」
「な、なに云ってるのさ〜!」
 (遊戯:照れたように笑う)
「なんか今日ちょっと変だよ!ホラ早く行こう。学校閉まっちゃうし」
「おれはお前のいちばんになりたいんだよ相棒」
「だ、だからそれは」
「相棒、はっきり云えよ。『ボクがいちばん好きなのは×××くんで、キミは2番なんだ。ごめんね、もうひとりのボク』
 (もうひとりの遊戯:自嘲気な笑みを口元に浮かべる)
「・・・もうひとりの、ボク・・・・・・」
 (遊戯:驚いたように目を瞠ったあと、俯く)
「相棒、おれはお前のいちばんになりたいんだよ」
「・・・・・・」
 (遊戯:俯いたまま顔をあげない)
「どうやったらおまえのいちばんになれるのか、おれはずっと考えてた。どうしたら壁を越えられるのかって」
「もうひとりのボクっそれは・・・!」
 (遊戯:悲痛げな声を出して顔をあげる)
「ボクは、みんな大切で・・・!キミだってそれは」
「そして分かったんだよ、相棒」
(もうひとりの遊戯:にっこりときれいに微笑む)

「×××がいなかったらおれがいちばんになれるだろ、相棒?」




(絶望、そして暗転)





 ・・・相棒、なんでいてるんだ?そんなふうにおまえがくことなんて何にもないじゃないか。 だってそうだろう。おまえを傷つけるものおれがすべて取り除いてやるし、おまえが望むことなんだって叶えてやる。 かつておまえが望んだ通りおれは永遠におまえと一緒にいるよ。決めたんだ。 だからそんなふうにく必要なんてないんだ。おまえのはおれが拭ってやるんだから。 ああ、目が零れ落ちてしまいそうだ。頬がびしょびしょだぜ。困ったやつだな。 いますぐおまえのを拭ってやりたいけれど、すぐには無理だ。すまない、すこしだけ待っていてくれ。 そうしたらすぐにおまえを抱きしめて、キスして慰めてやるから。 おまえにはおれだけなんだから。そうだろう、相棒ああ、手の汚れを早く落とさないと。相棒が待ってるんだから、はやく、はやく。 なあ、×××のことなんて早く忘れちまえよ、相棒。おれたちはこれから新しい世界を歩むんだから。 相棒、おまえはおれのものだ。おれだけの。


―――お前だけを愛してるよ、相棒





だいぶ前にメッセで書いたのをサルベージ。
実験的に色々弄ってみたんですが、うーんどうかなあ・・・
王様を病ませすぎたような気がします(ノ∀`)
2008.09.17